俺様彼氏とあたし様。
寧音と一緒に久しぶりに街に出た。



デートらしいデートは旅行に行った時以来してない。



申し訳ない…。



「なぁ寧音、俺が嫌い?」

「嫌いじゃない…。日向、今日は…ごめんね…?」



寧音が素直になっててちょっと鳥肌が立った…。



改心したのか!?



珍しい寧音にびっくり…。



「べ、別にいいし…。それよりさ、今日で寧音16歳」

「えっ!?あっ、本当だ!!だから日向が休みとったの!?」

「当たり前。何が欲しい?」

「マジ!?プレゼント!?本当に!?高いよ?」



寧音って遠慮って言葉を知らないらしい…。



寧音に買わされたのはとてつもなく高いバッグ。



さっきまでへこんでたくせに…。



この前ドレスも買ってやったし…俺って金づるとかじゃねぇよな!?



と、思いつつも、寧音が喜んでるから俺も嬉しい。



「ありがと日向!!」

「じゃあ今から俺ん家な?」

「うん!!」



素直なら本当にカワイイのに…。




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