俺様彼氏とあたし様。
その後に蓮司に湿布を貼ってもらってから自分の部屋に入った。



あの女のせいで蓮司に笑われたじゃねぇか…。



『蓮のがカッコイイ』



知ってるっつーの!!



あぁムカつく!!



「ひー君、今日亜香里おせぇからメシ作れな?」

「はいはい…。じゃあ夕方起こして」



蓮司の料理は食えたもんじゃないから亜香里がいない時は俺が作る事にしてる。



しかも『ひー君』って…。



懐かしい響きだなぁ…。



それにしても何でキスなんかしたんだろ…。



アレ、顔はカワイイけど中身が最悪だ。



強暴すぎて彼氏とか出来なそうだな…。



あんなヤツ、一生独身でいればいいんだ。



そんな事を考えながら眠りについた。



「日向、腹減った!!」

「うるせぇよクソ親父…」

「あ!?何か言ったかクソガキ」

「えっ!?あ、ごめん!!ウソウソ!!ごめんね蓮君?」



寝起きなら俺も最悪だけど…。



< 24 / 425 >

この作品をシェア

pagetop