俺様彼氏とあたし様。
次の日は寧音の顔面パンチで目を覚ました。



既に制服に着替えてる寧音は、ニッコリ笑って俺の横に立ってる。



「殺すぞ寧音…」

「蓮さんが一番いい起こし方教えてくれた」

「蓮司…。って、今何時!?」

「まだ7時。起きろコノヤロー!!」



ムカツクけどカワイイ…。



マジで寧音病だな…。



俺は下だけ履いて寧音と部屋を出た。



キッチンに立ってる亜香里と柊太。



俺と亜香里を見てるみたいだ…。



「おはよう日向」

「よぉ亜香里」

「そこ赤くなってるけどどうしたの?」

「寧音に殴られた…」



息子が彼女に殴られたのに『起こしてくれたの?ありがとう!!』何て笑顔で寧音にお礼を言ってる…。



この家に俺の味方はいない…。



バスルームに行くと、蓮司がマッパで歯磨きしてた。



寧音に見られたらどうすんだよ…。



「ひごとか?」

「仕事だ」

「もれもひごとだ」



そのまま喋んじゃねぇよ…。




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