俺様彼氏とあたし様。
有り得ねぇ!!



「寧音~、柊太と学校行ってな?」

「えぇぇ!!あたし柊太嫌い~!!」

「学校まで連れてってくれたら冬の旅行に連れてってやるよ」

「本当!?じゃあ仕方ないな~。それより蓮さん、パンツでウロウロすんのやめたら?ここにいる年頃の女の子が欲情しちゃうよ?」



寧音!!



彼氏の親父に欲情するってなくね!?



俺にはしないくせに…。



「柊太、寧音に何かしたらアメリカに帰すからな」

「どうかね?人気のないとこで襲う可能性は高いよ?」

「そんな事したら寧音にボコボコにされるからやめとけ」



そうだ、寧音は強い。



大丈夫だな。



「俺行くわ。じゃあな寧音。もう八つ当たりすんなよ?」

「しな~い。日向もね?いってらっしゃい!!」



玄関で隠れてキスをした。



一気にやる気が出ちゃう俺ってやっぱ単純…。




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