俺様彼氏とあたし様。
琉伊達を送ってからまた日向の家に戻ると、珍しく亜香里さんがいた。



「早く行こう蓮司ー!!」

「着替えてくっから待ってろ」



話を聞くと、今から二人はデートらしい。



本当に恋人気分だ。



「柊太は女んとこから帰ってこないから今日は二人だな」

「あたし泊まるの!?」

「当たり前。今日は一緒に風呂入る」



お風呂!?



日向とお風呂!?



「入るわけないでしょ!?」

「は!?入るに決まってんだろ」

「ヤダよ…」

「まず遊ぶぞ」



あたしと日向はゲームをしたり、一緒にお買い物に行った。



久しぶりのゆっくりした時間。



「ヒナ、あたしがご飯作る!!」

「作れんの!?」

「うん!!」

「寿司?」

「今日はシチュー!!」

「よし、作れ!!」



初めてお寿司以外の料理を作った。



あたしって日向の為に料理なんてしちゃうんだね…。



女だ…。




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