俺様彼氏とあたし様。
その後は蓮司が寧音を送って行ったり、俺が送って行ったり。



「泊まる?」

「うん」



たまに泊まって行く。



何か本当に家族の一員化してる。



蓮司と二人きりとかもざらにあるし。



俺は寧音のお父様と二人なんて死んでもイヤだ。



「そう言えばお前家に泊まる時って親に何て言ってんだ?」

「日向と寝るーって」

「マジ!?」

「うん。『王子なら安心ね~』何て言ってるよ?」



俺って結構買い被られてる?



まぁ印象は悪くなさそうだからいいか。



「寧音ん家の寿司屋って佐伯寿司か?」

「うん。蓮さん知ってるの?」

「何回か行った事ある。一言も喋らない頑固親父の店だろ?あの人が寧音の親父さんか~」

「喋らないのは頑固だからじゃなくて気が弱いから」

「んなの!?寧音はこんなに気が強いのにな?」



蓮司も知ってたんだ…。



世間って狭っ!!




< 283 / 425 >

この作品をシェア

pagetop