俺様彼氏とあたし様。
【寧音】



日向の部屋は居心地がいい。



ソファとか大きいし、ベッドも大きい。



でもゲームに最近飽きてきた。



「何見てんの?」

「雑誌」



日向がベッドに俯せになって雑誌を読んでた。



日向は仕事にも勉強熱心だ。



暇だから日向の上に座った。



「寧音、そのまま腰揉んで~…」

「見返りは?」

「求めんなよ」

「じゃあしな~い」



あたしはそのまま日向の横に寝た。



くっついてやる。



日向の背中に腕を回してギュッとくっついてみた。



「どんだけ好きなんだよ」

「教えな~い。ねぇヒマ!!あたしと雑誌のどっちが大事なの?」

「雑誌」



ムカつく~!!



だからあたしは日向が読んでる雑誌を取り上げた。



「寧音…。真剣に読んでんのにやめろよ」

「あたしをほっといて何読んでんの!?」



あたしが日向の読んでたページに目を移すと…。




< 285 / 425 >

この作品をシェア

pagetop