俺様彼氏とあたし様。
【日向】



寧音を迎えに行ったらなかなか出てこないから探しに行った。



そしたら元気とキスする寸前だったし。



マジなくね?



いや、俺が悪いのか…。



寧音に忠告しとけばよかった。



あんなのと撮らせなきゃよかったんだ。



「ヒナ…ごめん…」



ソファに小さくなってる寧音が呟いた。



俺が悪いし…。



あん時は元気と寧音にムカついたけど冷静になると俺が寧音を守れなかったのが悪い…。



「キスしてねぇし。セーフだろ」

「でも抱きしめられた…」

「そんな感触俺が忘れさせてやる」



そう言って寧音を抱きしめた。



また泣き出す寧音は俺の肩を濡らす。



「日向があたしを嫌いになった…」

「なってねぇから」

「ヤダ~…。ヒナと別れたくない…」

「別れねぇし!!大袈裟だから。」



何だか寧音が無性にカワイイ。



ごめんな?




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