俺様彼氏とあたし様。
寧音は後ろに元気がいる事に気付いてない。



「なぁ、キスして?」

「急に何!?しかもここで!?」

「あぁ。すげぇキスしたい。時間ねぇから早くして?」



多分元気には聞こえてない会話。



俺は寧音の腰に手を回した。



照れ始めてる寧音。



その後ろには元気…。



「しなかったらここで襲う」



そう耳元で囁いた。



少し赤くなりながら寧音は俺の首に手を回して自分の方に引き寄せた。



元気が見てる前での寧音からのキス。



ついでに俺と元気はバッチリ目が合ってる。



すぐに唇を離そうとする寧音の頭を押さえた。



30秒くらい目が合ったままキスをした。



眉間にシワを寄せながら俺から目を反らした元気は背を向けて反対側に歩き出した。



俺の勝ちだ。




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