俺様彼氏とあたし様。
仕事が終わった俺は家に帰って蓮司のトレーニングルームに篭った。



体重を落とさないで筋肉を少しつける。



白馬に乗った王子様からワイルド王子に転向だ。



「何だこれ…」



使い方がわからないトレーニングマシーンに困惑気味…。



それでも適当に頑張った。



「あたし、マッチョ嫌いだからね…」

「それは俺もイヤだし」



俺のじぃちゃんみたいなマッチョだけにはなりたくない。



じいちゃんは60歳くらいなのにめっちゃマッチョだ…。



あれは嫌だ。



だから俺は寧音の理想を目指す事にした。



「腹筋は!?」

「割れてないのが好き。あと、もう少し足太くして。理想の体型になるまでエッチしな~い」



俺のやる気を掻き立てる為か、寧音の気まぐれか…。



早急に理想体型にならなければ俺は死ぬ…。




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