俺様彼氏とあたし様。
ヒロはなかなかいいヤツで、先輩っぽくないから友達になれた。



「今度一緒に撮ろうな!!」

「もちろん。あ、社長大丈夫なの?」

「おぅ。適当に断っといてやるよ。じゃあな日向」



ヒロを屋上で見送ってから俺も教室に戻った。



今から仕事だから帰ろ~。



適当にクラスの奴に別れを告げてから下駄箱に向かった。



「げっ…。日向…」

「は!?何だよそれ。お前も仕事か?」

「日向には関係な~い」

「あっそ」



寧音も今から早退らしい。



嫌なヤツにあったな…。



そのままローファーに履き代えてから外に出た。



「あ、日向!!」

「何…」

「今日は蓮さん来ないの!?」

「知らない。あの人フラフラしてっから。ショップじゃねぇの?」

「ショップって蓮のお店の!?」

「あぁ」



ショップだって鳴さんに任せっきりだし。



蓮司ってフリーターみたいだ。




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