俺様彼氏とあたし様。
次の日に学校に行ったら琉伊の席には日向が座ってた。



琉伊はまだいなくてバッチリ目が合ってしまったあたしは、『おはよ』と一言だけ挨拶をした。



鞄の中身を机にしまってると、日向があたしの目の前に来た。



「寧音が相手なんだって?」

「そうだよ。残念だったね」

「最高に嬉しいよ。もう1回Neneと撮りたかったし!!」



はぁ!?



日向が日向じゃない…。



あ、教室に人がいるからか…。



「あたしも嬉しい!!ヨロシクね日向!!」



だからあたしもニコッと笑って明るく振る舞った。



「キモイな寧音…。あ、琉伊!!」



カチーン…。



本気で殴りたい。



琉伊を見付けて駆け寄る日向を思い切り睨んだ。



あいつの本性バラしてやろうか…。



でも…誰も信じないか…。




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