俺様彼氏とあたし様。
小学生に行った俺は蓮司から受け継いだ顔と猫かぶりの性格のおかげで『王子』なんて呼ばれてる。



琉伊は恭一君と同じ顔のおかげで『熟女殺し』の異名を持つ。



担任から保健の先生までが琉伊の虜だ。



「ねぇ王子、王子の好きな人って誰?」

「俺は皆平等に好きだよ!!」



これも蓮司が教えてくれた。



でも、そんな俺らを気に入らない奴もいるわけでかなりケンカになる。



俺は蓮司にいろんな習い事をさせられてるのでケンカは負ける気がしない。



でも穏便に済ますに越したことはない。



「ムカつくんだよ」

「そう?俺はお前のこと嫌いじゃないよ?いい友達になれそうだし」

「えっ!?」

「ケンカなんかやめて俺と友達になってよ!!」



こんな感じで俺と琉伊の友達は本当に増えた。



小学生なんか単純…。



そして俺と琉伊はほとんど一緒に仕事をしてる。



親友って奴だな。



基本的に琉伊以外には本性を出さない。



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