俺様彼氏とあたし様。
日向とお兄ちゃんの接点を見付けられないまま、あたしは一時間目の授業を受けた。



昨日寝れなかったせいか、眠くて死にそう…。



ウトウトした瞬間、バシッと教科書で頭を叩かれた。



「痛い…。暴力教師」

「あたしの授業で寝るなんて許さない。寝るなら保健室で寝て来なさい」



そう言われてあたしはまた保健室に来た。



もうなんでもいいから寝たいよ…。



寝て…日向のことなんか忘れてやる…。



「眠くて…」

「じゃあベッド使いなさい」



あたしは昨日と同じベッドに横になった。



まだ誰もいない保健室は、先生のパソコンを打つ音だけが響いてた。



浅い眠りに入ったあたしは、そのまま深い眠りに…。



ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｯと言う音で無理矢理保健室のベッドに引き戻された。



「眠い!!ベッド借りるよ先生」

「天道君も？じゃあ隣使いなさい」



天道…。



日向だ!!



眠かった目が一気に覚めた。



と、隣のベッドに寝るの？



カーテンがひかれてから、ギシッとベッドに座る音が聞こえた。




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