俺様彼氏とあたし様。
長いキスのあとに、寧音を見ると、茹蛸並に赤い顔をしてた。



カワイイ…。



こんなに女をカワイイと思った事はないだろうな…。



子犬とか子猫みた時みたいな…。



そんな感じ。



「意味わかんない…」

「何が?」

「好きでもないのに…キスなんかしないでよ…」



そうか、寧音は片想いだと思ってんのか。



これは俺も言うべきなのか?



『好き』と言う言葉を?



ムリっしょ。



「俺と付き合え寧音」

「はい!?何言ってんの!?」

「わかったか?」

「だから意味わかんないって言ってんじゃん!!」



困った…。



でも『好き』何てぜってぇ言えねぇ!!



「俺の気持ち教えてあげようか」

「うん…?」

「こう言うこと…」



そう言ってまたキスをした。



今回は深く甘く、俺の気持ちを込めたキス。




< 84 / 425 >

この作品をシェア

pagetop