君と過ごした日々...いつまでも忘れない
暖かな手
彼は、私に優しく微笑みかけてくれた。

私の心はあたたくなった。


彼は何も言わずに、私の手を握った。

まだ、話したこともない。

突然のことだったので驚いて、思い切り振り

払ってしまった。


彼の顔を見た......。

「何で?」という顔をしていた。

当然だ。だって、急に振り払ったんだもの。 
 

「ご、ごめんなさい......!

急だったため、驚いてしまって......!」

「いいよ。僕の方こそごめんね」

「全然大丈夫です。気にしないでください」


彼は再び私に微笑んでくれた。

そして、彼の暖かい手が、私のひんやりとした

手をそっと握ったのだ。
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