花火~散る記憶~
第1章
秋~転校生~
高校2年生の秋
こんな時期に、転校生がやって来る。
どー言ったことやら…
「えーでは、転校生の安堂 巧弥(アンドウ タクミ)くんです」
その男の子が入ってきた瞬間、教室がざわめいた。
「うわぁ…すっごくカッコイイ…」
どの学年よりもピカイチ
ジャ○ーズにいそうなくらい
芸能人みたい。
「カッコイイー!」
「ヤバ~…」
「もー最高っ!」
女子の興奮度は、最高点に達していた。