花火~散る記憶~
私、巧弥くんの記憶なくしても また好きになったんだよ?
早く戻ってきて…
そしてその手でおもいっきり抱き締めてよ
巧弥くん――――…
「まーゆっ
今は悲しいと思うけど、修学旅行は沖縄だよ?パァーッと楽しもうよ!」
真梨香…
また遊び好きの真梨香に戻っている。
やっぱり真梨香とあっくんがいないと、私だめだめだよね…
「じゃあさ、もう班この3人とあともう1人ぐらいでいい?」
あっくんもいつもの、しっかり者のあっくんに戻った。
私もしっかりしないと…
「じゃあ今日、真梨香と準備用品買いにい行こーっと♪」
それを見た真梨香は、微笑ましそうに 頷いた。
まだ悲しいけど、私は前に進んでいきたい。
巧弥くんとは、いつか絶対あえるんだよね。だって地球上に住んでいるんだから
その会えることを心から祈っている。
大好きな君へ―――――…