花火~散る記憶~
「え、それって…」
竹内くん、私の事好きってこと?
竹内が??
嘘!
ーーーでも、竹内くんの顔を見る限り 嘘には思えなかった。
「ごめんね竹内くん…私忘れられない人がいるの……」
ずっと大好きなの。巧弥くんしか考えられないよ…
そのまま、竹内くんはどこかへ行ってしまった。
少し言い方キツかったかな…
「繭、やっぱりまだ安堂くんのこと…」
真莉香、ごめん。あっくんも…
どうしても私無理だよ…巧弥くんを忘れるなんて。
どんなに離れても、心の奥底の気持ちは変わらないの。
大好きで大好きで……こんなのは、巧弥くんが初めてだから。