花火~散る記憶~



「え、それって…」



竹内くん、私の事好きってこと?
竹内が??


嘘!





ーーーでも、竹内くんの顔を見る限り 嘘には思えなかった。

「ごめんね竹内くん…私忘れられない人がいるの……」




ずっと大好きなの。巧弥くんしか考えられないよ…






そのまま、竹内くんはどこかへ行ってしまった。

少し言い方キツかったかな…




「繭、やっぱりまだ安堂くんのこと…」








真莉香、ごめん。あっくんも…


どうしても私無理だよ…巧弥くんを忘れるなんて。





どんなに離れても、心の奥底の気持ちは変わらないの。








大好きで大好きで……こんなのは、巧弥くんが初めてだから。



< 109 / 116 >

この作品をシェア

pagetop