花火~散る記憶~
「おーい。お嬢さーん。手が止まってますよ?」
あっくん!
なんか…久しぶりだ
バスケ部も、なんか色々大変で、あまり一緒にはいれないのもあったからかな…
「あ、繭 知ってるか?巧弥もバスケ部、文化祭が終わってから入るらしぃぜ」
安堂くんも!?
…でも上手いもんね
そりゃあ入るか!
「そっか!楽しんでね~っ!」
…あっくんが急に、真剣な顔つきになった。
「繭…可愛い」
そう言って、ここは教室で 皆もいるのに、キスをした。
私は テンパって、何も言えないでいた。
「大丈夫!…ほら、誰も見てない!」
「もぉ~っ 恥ずかしいっ!!」
あっくんと喋っていると、私は安堂くんと目が合った。
安堂くんは、私達のキスを見たんだ…!