花火~散る記憶~
―――――…
「ねぇねぇ、一緒にお昼どお?」
真莉香は、少しでもこのイケメン安堂くんに近づきたいらしく、頑張っている。
「いいけど、その2人も入るよな?」
その2人とは、私とあっくん。
そりゃー…ね
真莉香は、安堂くんと一緒がいいに決まってるじゃないっ!
「えーっと…うん!そうそう!4人で食べよっかぁ」
あちゃー
安堂くん、恐るべし。
―――――…
机を4つ くっつけて、皆それぞれの弁当箱を出した。
「あの、安堂くん!明日は一緒にお昼…食べてもいい?」
1人の女子がこっちへきて、安堂くんは、突然のお誘いを受けていた。
そして私は分かった…。
もうこんなにもファンクラブができてるってこと!
廊下には、沢山の女子が 安堂くんを見に、やってくる。
「俺、君達とお昼なんて 食べたくないんだ」