花火~散る記憶~
「おめぇーらラブラブすぎだろぉ。リア充め!」
教室に入った途端、冷やかされた。
最悪…。
なんで私 中庭でって言ったんだろう
中庭だったら、皆のいる所から 真下じゃん!
自分のバカさ加減に 呆れてきた…
「繭、良かったねっ!次は私の番だねぇ」
「うん!頑張れっ」
この事、安堂くんに知られないといいけど…
って。なんで安堂くんに知られたら困るの?別に関係ないじゃん。私とあっくんの事なんて。
――――ガラッ
最高か最悪か分からないけど…
ナイスタイミングで安堂くんが教室に入ってきた。