花火~散る記憶~
「そ、そんなぁ…」
ちょっと、キツすぎないかな?
「あのー…、もうちょっと柔らかく…ね?」
お誘いをしてきた女子は、残念そうに戻ってった。
「これくらいキツく言わないと…なかなか懲りないんだよ」
あ、そっか
モテる男は、本当に大変なんだ…
本当は、多分 もっと楽しく過ごしたいのに、自分がモテてしまうからできないんだろうね…。
私も少しだけだけど、そうだから…分かる。
「よっし!じゃあもうこの話 終わり!
5時限目は、体育だから 早く食おうぜ!」
あっくんは、こう言う時に 気を使ってくれて、すごく助かる。
そんなところが、好きになったんだよね…