花火~散る記憶~



朝起きると、気持ちがどんと沈む。


いよいよと言っていいほど 大変な、土曜日がやっめきた。






午前9:00
私どんだけ寝たのよ…


この裏事情は、私しか知らないんだ。






ピーンポーン






「繭ー!篤人くんよー」


タタタタタタタ…




「繭、起きろー!」







あっくん!
早くない!?

まだ午前9:00だよ!?



「ま、待って!服に着替えるから!」






今日は運良く 髪の毛がサラサラになっていた。
…運が良いのは、これだけだよ思うけど。



~♪





【午後の1時からでいい?】



安堂くんからだ。
返信できないなぁ。


でも、真莉香に送っておかなきゃ…






「繭、お前ケータイいじってないで、早くしろよー?」





慌てて真莉香にメールを送って、あっくんの所に行った。




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