花火~散る記憶~
……「きゃ――――っ!♪」
女子が叫ぶのも 無理はない。
だって…
「さっき安堂くんダンクしたよね!?」
「なんか、安堂くんが一番上手い!」
「やだー…惚れ直すぅ…」
安堂くんって、何でも屋なんだね
本当、人間ですか!?
「繭ー?私的には篤人より、やっぱ安堂くんっしょ!!」
真莉香は本当に ミーハーなんだから…
そりゃ、安堂くんの方が カッコイイし運動できるし…良いけど
やっぱりあっくんが一番。
「いいのっ!私はあっくんだけでいいー」
真莉香は、すごく満足そうに笑っていた。
「――えーっとじゃあ、次は女子の試合だ」
男子は汗だくの中、女子の試合を見ていた。
ずっと…あっくんと
何故か安堂くんに見られている。
緊張感が高まる…っ