ZAKURAN
あ…
ふと、変わっていたのが自分の服装だけではないことに気づく。
見ると、自分の足にキレイな包帯が巻かれていた。
私があの夜、九条先輩に撃たれたとこだ…
どうして私なんかに手当てがされているのだろう…
いや、そもそも…なんで私は今こうして生きてるの?
ここはどこ?
全くわけがわからない。
なすすべもなく、呆然と天井を見つめていると…
-ガチャ
「…っ!!」
突然部屋のドアが開いた。