ZAKURAN



「では、無事話もまとまりましたということで…睦月様、パーティーの準備をいたしましょう。」







………え。





「パーティー…?」



「はい」






訝しげに聞く私に、ニッコリと満面の笑みの陸人さん。








「この屋敷では週に一度、夜のディナーにパーティーを行っているのですよ。」




「はあ…」



パーティーか…ってことは!?





「あのっ、私パーティー用の服なんて持ってないんですけど!」











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