ZAKURAN
「はいー、そこのモヒカン正解。つーわけだからお前らとっとと消えろ。
オレのマイスイートガールにデレデレしてんじゃねえよ。」
ま…マイスイートガール?
言いながら後ろの男はシッ、シッと不良に手を振る。
まるで犬扱いだ。
「ああ!?」
モヒカン…じゃないほうの男がキレた。
「てめえっ!オレらをバカにしてんのか!?
オレはそいつの連れに肩ぶつけられたんだよっ!!」
「…んだよ。」
背後で呆れたように男が小声で呟く。
もちろん、私にしか聞こえないような声で…。