ZAKURAN



「…や、闇少女だっ!!」



「社長、俺たちの後ろに隠れてください!!」



男たちがターゲットを守るように、私の前に立ちはだかる。




手には、銃が握られていた。






「動くな!」



「動いたら打つ!」


「…。」




ガチャリと音を立てて、銃口が私のほうへと向けられる。







だが私の歩みは止まらない。



徐々にゆっくりと、彼らに近づいていく。






「おいっ、止まれと言ってるだろ!!」



「止まれ!!」





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