あんたの隣はあたしだから
あたしの男友達
ミーンミーンミーンミーンミーン────………
外には、セミの合唱が聞こえる。
朝っぱらから何してるんだ──………。
「ってぎゃぁぁぁぁあああ!!!!!
遅刻ぅーーーー!!!!!」
そしてあたしの朝っぱらからの
悲鳴。
近所迷惑は、あたしだ、、、、。
「うそー!うそー!
もうこんな時間じゃんっ!!なんで起こさなかったのー!!」
制服を、素早く着ながら
お母さんに言った。
「何度も起こしました。
でも起きないからねー。
しょーがないねー」
母、、棒読み。。ガーン──………
朝ご飯は、パン。
あたしは、すぐたいらげて
「いってきまーす!」
と、大きな声で言った。
「いってらっしゃい!」
と、お母さんの声。
その声と共に、現れた人がいた。
「日向っ!」
「おっせーぞ!柚希!」
「あんたも同じ時間じゃん?!
人の言えるかーー!」