あんたの隣はあたしだから




「だから、そんな心配いらないからな。

てか、そんな心配されると、

ちょっと……………」




「ちょっと?」



「………………なんでもねーよ」




「あっそ」



日向は、何を言いたかったんだろう?


ま、いっか。


  
手は、ずっと繋いだまま。



温もりが伝わる。



あったかい──………………。




日向は、あたしにとっての魔法使い。



笑顔にしてくれる魔法使い。








不安をけしてくれる魔法使い。






大好きだよ───……………。




世界一大切な幼なじみだよ。





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