あんたの隣はあたしだから
あたしの体育祭




日向がなぜあたしの嫉妬事件を知ってた日から一週間がすぎ、




学校は、体育祭ブームになっていた。



「佳奈ー!クラスTシャツ

サイズ何?」


とあたしは、叫んだ。



「あたしちっこいから、Sねー。」



「はーい」



今、クラスTシャツのサイズを皆に聞いているところ。




体育祭は、みんな大好きで徒競走とか
クラスで決めれるからいいよね。



自分の得意なことできるしね。




ちなみに佳奈は、ムカデ競争。

あたしは、障害物競走。

日向は、長距離走。

圭くんは、100メートル競走。





いいなぁと思います。





「柚希さー、障害物競走できんのかよ」


隣からひじを頭に乗っけてきた誰かさん。



もちろん。

「日向…。ってひじを置くなぁ!」


「だってちょうどいい高さだもん」


「うるさーい!!」  



二人でじゃれ合う。



「障害物競走って障害物を乗り越えたら
いいんでしょ?

速さとか関係ないし。それにあたし速いほうよ?」



「いやいやいや。速いけど

ほらードジだしバカだしアホだし…。

お父さん心配やわー。柚希ちゃん
こけたりしたら。」
   
  

うざいっ!こいつうざいっ!



「出来るって!バカにすんなー。

子供じゃないし!」




子供じゃないよ。






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