あんたの隣はあたしだから
一種目は、佳奈のムカデ競争。
見事に一位を取った。
「きゃ~~!」
すごいっ!
「やったね!佳奈!」
「わぁい!柚希ぃーーー」
そう言うと、佳奈は、抱きついてきた。
苦しい……(泣)
そしてだんだんと続いていった種目も
だいたいは、一位か二位を取れた。
でも、今隣のクラスのほうが点数が上である。
次の種目は、日向の長距離走だ。
これで日向が一位だったら逆転する。
お願いっ!日向っ!
スタート位置にみんながくる。
『よーい。。パンッ!!!』
ピストルがなり、走り出す。
「頑張れー!!日向ぁ!」
「いけー!!」
「月島ぁ!やったれぇ!」
みんなが応援する。
それとともに日向の足どりも軽くなる。
今、二位。
一位の人とは、あと数センチである。
そのとき、
「月島くん!!頑張って!」
真由さんの声が聞こえた。
日向は、疲れてきた。
息も荒くなっている。
「ひゅうがぁぁぁああ!!!!!
あともうちょっとだからぁ!」
あたしも応援する。
そのとき、
日向の足が活発に動き始めたんだ。
ドキッ───………。