あんたの隣はあたしだから
「位置について…よーい、、パンッ!!」
障害物競走が始まった。
物事がこっちに集中できなくて
思いっきり走れない。
結果は、3位。
みんなに上等っ!って言われたけど
そんなこと言われる筋合いは、ない。
みんなのこと、考えてなかったもん。
「柚希!お疲れ!保健室行こっ」
佳奈がきて言った。
「え?なんで?」
「あたし、係が救護係りだもん。
そんで、日向くんと一緒のグループだから、真由さん見に行かなきゃ」
「あたし、行かんとくね」
だって、いざ、会おうとするといやだ。
「なんでぇ?ほら行くよっ!」
佳奈は、そう言ってあたしの腕を引っ張り、無理やり保健室に連行された。