あんたの隣はあたしだから

「あれさー。どんな話だったの？」


日向の目を見て言った。



日向は、びっくりした顔をしていた。



「う～ん。ちゃんとは、説明できない」




「あたし…真由さんの気持ち知ってるよ？」



「まじか」



日向は、笑って答えた。



「告られてお返事は？って聞きたいのか？」


日向がニヤッと笑う。

お遊びモードに入っている。


「べっ別に!!」

あぁ！あたしなにやってんの？

素直になろうって思ったのにぃ！


「じゃあ、なんでそんなこと聞くんだよ？」



「別に。気になっただけ」


つーんと答えたあたしに日向は、笑っている。


「お断りしました」


「……………………………は？」


あたしは、目を見開いた。



「だからぁ。断ったよ」



「なんで？！どうして？！」



「さぁ！どうしてでしょう？！」


向日葵みたいな笑顔で言うんだ。



「え？どうしてよ？！」


だってだって…ねぇ！

あんな可愛い真由さんにすきっていわれたら

初対面でもOKなのに……。



「いつか言うわ」



「何を？」