あんたの隣はあたしだから
あたしの恋



「…………」
「…………」



「ぉはよ……」

「ぉう」



……………気まずっ!!!!




なにこれ?



幼なじみとは、思えない

ギクシャク挨拶!!




どうしよぅ…………。



あれから数日がたった。



そう。あたしが日向への気持ちに気づいてしまった日。




そーかよって言って

去ってしまった。




「後ろのれよ」



「ぅん」




てか、これってなんだかんだいって   
恋人とかすることだよね?




2ケツっていうやつ?


それを幼なじみとしろと!?


好きな人としろと?!




無理無理無理だぁぁぁ!!



今更気になっても遅いけど…………。



今更だけどっ!



「柚希?」


日向がこっちを見て言った。



「え!?ぁ。なんもないから!

後ろのる!!」


 
そう言うとあたしは、すぐに後ろに乗った。



「じゃあ、進むぞ」



「ぅん」



「つかさ、背中つかむ?

落ちるで」




「ぅん」




『落ちるで』ってそんなこと心配してくれるのか……。


って何キュンってしてるの?あたしっ!



おかしい!おかしいよ





でも





日向のこと好きだから



恋として



好きだから



きっとおかしいのは、当たり前。





あたしは、そっと日向の背中に

くっついた。





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