あんたの隣はあたしだから
「なぁ柚希」
「なーんでしょーかぁ?!」
この話は、決まっている。
「課題プリント一緒にやってくれ(泣)」
やっぱり…………はぁ……。
「いいよ」
うんざりしながら言った。
「サンキュー」
日向が笑った。
ドキッてなるあたしの鼓動。
────────。
「終わった!」
「良かったね」
課題プリントが終わると辺りは、真っ暗になっていた。
「わぁ!急いで帰ろっ!日向!」
「ほぃほぃ」
あたしは、教室の電気を消し
校舎を出た。
それからは、日向といつもとは、違う
暗い夜道を星空を見ながら
帰った……………。