あんたの隣はあたしだから




「じゃあさ♡柚希に決めてもらお♡

柚希は、智くんにいてほしい?」 



「別にどちらでもいいんじゃない?」


あたしは、野菜をむしゃむしゃ食べながら言った。




日向は、ガタガタ震えている。



…………なぜふるえる?



「柚希、可愛い……………」

急に智くんが言ってきた。




ほぇ………………?







ええ──────!!?



「何急に/////」



「いや。野菜むしゃむしゃ食べて

ウサギみたいだなぁって」




「いやいやいや!ありえないから!!」




智くんどうにかしちゃってるわっ!




そのときに日向は、智くんを睨む。


智くんは、にこっとさわやかスマイル。



日向の機嫌は、さらに悪くなる。




なんなんだ。この二人。





「そーいえば柚希

スキーだいたいできるようになったんだよな!」


日向が急に言い始めた。



「うん?そーだよ」




「……でさ!スイスイ滑れるようになったよな!」 



「う…うん」



日向は、何を言いたいんだろう?



「ははっ。でも転げるところ

ドジだよなー!」



ブチッ……………。



あ゛?

↑えぇ!!


「日向さー。さっきから

なんなの?なにしたいの?バカにしたいの?」



「そっそういう意味じゃないんや」



「日向くん不器用すぎ(笑)」


「日向あせったりすると
下手になるよな~」


佳奈と圭くんが入ってくる。



「いやぁ~月岡くんは、
とてつもなく不器用だね」


と智くん。








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