あんたの隣はあたしだから




顔………近い─…………。


髪の毛あたしの顔にかかってる。



ほぇぁあ//////



なんすかこの状況!!





あたしは、隣を直視できなくなり


目の前を真っ直ぐ向いた。



日向は、あたしの肩に頭をおいている。



顔見えない。


てか、あたしが見るの恥ずかしいんだ。




「柚希さー」



「はぃ」



「悩み事あるの?」



「………ないよ?」


日向にどう接すればいいかわかんないなんて死んでも言えない。



「あったらさー。俺に言えばいいじゃん。暇だったらさ、俺にメールすればいいじゃん。


つか、遊んだらいいじゃん」




「………………」




「智にメールするくらいなら

俺にしろ──…………」




「……っ……」



心臓もたない。



あたしが隣をちらっと向く。



それと同時に、日向もおきあがる。


ばったり目があって


あたしの顔は、ぼほぼっと赤くなる。



「柚希赤い………」


ははって笑う日向。



「ぅるさぃ。。」



「へへっ」




う……….キュン。




「日向も赤ぃよ」 



「ほんまか?」



「ぅん」



二人で笑い出す。




ほんっとに



日向は、あたしを嬉しくさせる天才だ。





すごすぎだよ。






ばか日向。






































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