バストコンプレックス
二人スーパーで食材の買い出し。



『こういうのって何かいいよね。』



「そうね。」




答えた私はすでに上の空。




食事の後にあるであろう情事に思いを馳せてて、甘い雰囲気なんて感じる余裕もない。



会計を済ませて、努の家へ向かう。



台所へ立つ私へ努は鍋やフライパン、包丁なんかを出してくれた。



「Tvでも観ながら待っていて?」



そう告げると、努は一言



『先にシャワー浴びてくる。』



そう言った。













やっぱり。






覚悟を決める時が来た。










野菜を切りながら、私はそう思った。
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