愛する眠り姫に目覚めのキスを
姫野はつばきに話をふった。
「あ....え.....うん....」
つばきは動揺しながら言う。
多分姫野はつばきが何も言えないことを知ってて話をふっている。
「瞬介くんもいいよね?♪」
「あ、うん」
瞬介は即答した。
....だめだ...こいつ....
呆れながら瞬介を見ていれば
ホームでアナウンスが鳴った。
「ちょ!
遅れる!」
「やべっ!
行くぞっ
桃華ちゃんも!」
俺たちは電車に駆け込む。
瞬介の最後の余計な一言のせいで、
隣に姫野を乗せた電車は
走り出した....
波乱の旅行の始まり...ーーーー