愛する眠り姫に目覚めのキスを



――――――――





別荘に荷物を置いて

俺たちが最初に向かったのは海水浴。





この旅行でもっとつばきに近づきたい俺はくっついてくる姫野を無視し、

つばきと話しながら海岸に行く。






....そーいえば...






「つばき泳げないだろ?

よくプールんとき大泣きしてたじゃん(笑)」




保育園のころのつばきを思い出して吹き出してしまった。




『直くん助けてぇーー!』





ってプールの中で大泣きしてたなぁ...




「え!?

大泣きっ!?」




...俺がいたときのことだから覚えてないか...






「うん。

つばきかなり浅いプールで


『直くん助けてぇーー!』

って大泣きして大変だったぞ?(笑)」





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