愛する眠り姫に目覚めのキスを
――――
更衣室を出れば
既に女子3人は待っていた。
そのまま俺たちは別荘に向かう。
行きはつばきと並んで行ったけど、
さすがに帰りは並べなくて
姫野がずっと隣にいた。
姫野は腕に絡みついたまま、ひたすら喋っていた。
さっきまでなら振りほどいたりしていた俺だけど
今はもうどうでも良くなって
ただ適当に相槌を打っていた。
そんな俺たちをつばきが見ていたなんて
知るわけがなかった...