愛する眠り姫に目覚めのキスを
ぼーっと1人で花火をしていたら
「つばき....」
詩音が来てくれた。
詩音は心配そうに私と直紀くんたちを交互に見ている。
「ごめんね...詩音....」
心配かけちゃったね....
「ねぇつばき.....
いーの?
このままで」
....いいわけないよ....
でも....
「私....直紀くんに嫌われちゃった....」
「どうして?
ねぇ、
海で何があったの?」
詩音に聞かれて
今日あったことをすべて話した。
――――
―――――――
「はぁ....
2人とも何やってんのよ.... 」
話し終わると詩音はため息をついた。
「だよね....私ったら何してんだろ...」
ちゃんと話すことも出来ないなんてバカみたい.....
「つばき?
今からでも遅くないと思うよ。
ちゃんとさ...直くんに話してきたほうがいいんじゃないかな?」