愛する眠り姫に目覚めのキスを
「...え」
驚くつばきに
俺は言葉を続ける。
「小さい頃から、
ずっと好きだった...
イギリスにいても、
何年経っても、
再会してからも、
ずっと...
――――つばきが好きだ」
言葉にしてしまえば
感情が止まらなくなる...
目を見開くつばきを
そっと....腕の中に閉じ込めた。
つばきは思ったよりも
ずっと小さくて華奢で
すっぽりと腕の中に収まった。
そんなつばきは
何よりも可愛くて
何よりも愛しい......