愛する眠り姫に目覚めのキスを
クスクス──
背後で笑い声が聞こえる。
「つばきはバカだなっ」
....どーせバカだよ....
自分で思って悲しくなっていたのに
大好きな直紀くんに言われるともっと悲しくなる....
ギュッ──
「俺はずーっとつばきだけが好きだって言ったの忘れたなんてバカだな?」
後ろから抱きしめてきて
耳元でそんなこと言う直紀くん。
そして片手で私の唇をなぞりながら
「付き合ったことはつばき以外ないよ」
そして唇をなぞる手で顎を掴んで
自分の唇を押し付けてきた。
でもすぐに離して、
「キスしたのも....それと....」
.....っっ!
腰をなぞったり
太ももをなぞったりし始める。
「っ//」
「こんなことしたいのも.....
つばきだけだよ?」