愛する眠り姫に目覚めのキスを
「ほぇ?」
後ろから聞こえた声に振り向くと....
「神谷くんっ!?」
神谷くんが小さい女の子と手をつないで立っていた。
女の子は保育園くらい?
女の子をじーっと見ているとポカッと叩かれた。
「いたっ...」
隣を見れば苦笑している直紀くん。
「つばき見過ぎだろ....なんか怯えてるぞ?」
「えっ!」
女の子をまた見れば若干神谷くんの後ろに隠れている。
「ご、ごめんね!
悪い人じゃないよ、神谷くんの友達だよ!」
自分で悪い人じゃないって言うのはどうかと思うけど悪い人じゃないはず!
「お兄ちゃんのお友達....?」