愛する眠り姫に目覚めのキスを

俯いて考える私の頭にポンっと直紀くんの手が乗った。





「何か変なこと考えてるだろ？」



....変なことって...



「すごく大事なことだよ！」



大きい声で言い放った私に驚きながら




「じゃ何考えてたの？」




顔を除きながら聞いてきた直紀くん。




「.....人気下がるじゃん....私と付き合ってたら....」



「ぶっ」



真剣に言ったのに直紀くんはお腹を抱えて笑い出す。



そんな直紀くんは笑いが落ち着くなり私を強く抱きしめた。





「別に俺はつばきにさえ好かれてればいいんだけど？」



「なっ///」




耳元でそんな甘いセリフを囁くもんだから私の顔は真っ赤に染まる。