愛する眠り姫に目覚めのキスを
「.....下着が無い」
直紀くんの部屋に置いてきちゃったよ...
しかも普通に床に置いてたし。
今ごろ直紀くんに見つかってるよね。
「....後でつけよっかな...」
さっきそそくさと出てきてしまったのに戻るのもあれだから。
今どんな気持ちで直紀くんがいるかも考えずにお風呂に入った。
お風呂から上がればパジャマとして使ってる白いTシャツワンピを一枚だけ着て
肩にはタオルをかけて部屋に向かう。
ガチャ───
「あ、つば...───」
振り向いたと思ったら私を見て顔を背ける直紀くん。
「え、どうしたの....?」