愛する眠り姫に目覚めのキスを
パタン────
部屋から出た俺は速まっている心臓を落ち着かせた。
正直...
さっきのはやばかった。
つばきがお風呂に行ってから気づいた
床に落ちているピンクの布...
取りにくる気配もなく、
パジャマだけでくるのかと思ったら...
まさかの長いTシャツだけ。
その下に何も着けていないと考えてドキドキしてくる俺はかなりの変態。
いや、
健全な男子高生なら当たり前だと思う。